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「いいかね。くれぐれも頼んだぞ」
「しかし…」
「しかしも何もない。元は君が撒いた種ではないか」
「そうですけど…。でもここまでやるのは…」


「君は3年前にあんなことをして学園存続の危機を招き、私が何とかしたのをもう忘れたのか」
「いえ。あの時のことは今でも忘れていません」
「もし忘れていないならこの願いも快く受け入れるのが筋ではないのかね?」
「そうですけど。でも娘さんは…」


「これは娘の為にやるんだ。これ以上あの男の影響を受けさせるわけにはいかない」
「でも娘さんはいい方向に変わりつつあるんですよ。それなのに…」
「別にいい方向なんか向く必要はない。あいつの存在は世に知らせるわけにはいかんのだよ」
「それで私に夢を潰す片棒を担げと…?」
「おいおい言い方が悪いな。私はただ娘が面倒なことをしないようにしたいだけだ」

「私。父母の顔は全く分かりませんけどあなたのような方が父親でなくてよかったと思います」
「何とでも言いたまえ。私は君一人の人生を簡単に奈落の底に落せる材料は持ち合わせているんだ」
「う…」
「いいか。君が守りたいものを守るには私に協力するしかほかがないんだよ。分かったら早速実行したまえ」

「わ、分かりました」
「それでいい。まあ君は所詮私を無碍にはできないのだからな。新内君。車を回したまえ」
「はい、局長」
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