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「さてと…。これで万時解決だな」






俺は慣れない笑顔でそう言うもそんな雰囲気ではない。
まるでビジター球場でチャンスの時にバッターボックスに立たされたようだ。

しばらく沈黙の時が流れる。
そして最初に口火を切ったのは飛鳥だった。


「何でよ」
険しい表情をした飛鳥の一言に誰もが戸惑う。

「何でこのままにしてくれなかったんだよ。マジ恥ずかしいじゃん。それにきんちゃんだって…」
「北野はちゃんと謝って店側も穏便に済ませてくれたんだ。それでいいじゃないか」
「でも私のせいなんだよ。私があんなことになってなければ…」
「悪いのはあいつらじゃん。あしゅだって立派な被害者だよ」
「でも何でこのままそっとしておいてくれなかったんだよ!あのまま私が被ってれば…」

飛鳥が興奮して声を荒げた瞬間、生田が立ちあがり飛鳥の左頬目がけて平手打ちをする。
俺はただただ唖然とするしかなかった。
そして生田の表情は今までにないほど怒りに満ちており、その目にはうっすら涙が見える。

「ふざけないでよ。あのままでいいわけないでしょ!!」
声を荒げる生田。
みんなが唖然とする。どうやら他のみんなもこんな生田の姿を見るのは初めてのようだ。


「何すんだよ!」
「みんな心配したんだよ。先生たちだって。それなのに何その態度!」
「はぁ?」
声を荒げる生田と飛鳥。
俺はもはや耐えることができなかった。

「まぁちょっと落ち着いてくれ」
「でも先生!先生が一番…」
「だから俺に話をさせてくれ!」

俺が声を荒げると二人は黙り込んだ。




何やってるんだ俺は…。
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