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そしてあの日になった。
飛鳥と北野は作戦通りに作業を抜け出して裏の森を使って施設を抜け出した。

そして私が向かったのはあの乃木坂デパートだ。
特に指定はされていない。
だが、私も奴らも分かっていた。
必ずここに来るということを。

何故なら私の盗癖はここで磨かれたのだから。
そして奴らはここでなら私を友と読んでいたからだ。


奴らに言われたのは書店から本を万引きして来いということだった。
清楚な制服に似合わず相変わらず性根は腐っている。

だが、やるしかない。
これが悪いことなんて分かっている。
だがこいつらは拒んだらきいちゃんを少年院に入れようとするに違いない。
自らを否定する者は容赦なく潰すのが奴らだ。
何で知っているかといえばそんな愚かなことをしたからだ。

店に入るとまずは防犯カメラや店員の死角を確認する。
そして目的の本を確認する。
どこで隠すか。どう出て行くかも大事だ。

しかし久々で手には多くの汗が出ている。
これは大変なことだ。
汗が付いたりすれば本の商品価値が下がり高く売れにくい。

私は意外に早くやってのけた。
早く終わらせたいからだ。

こうして奴らに本を渡すときいちゃんの他の写真を受け取ってその場を立ち去った。
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