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36

「観察官。飛鳥がやってへんというのはどういうことですか?」
村上が不快そうに尋ねる。
だが中田は慣れているのか表情ひとつ変えずに話し始める。

「実は齊藤飛鳥、北野日奈子の二人はある子たちに脅されていたことが分かりました」
「脅された?どういうこっちゃ?」


この真相のきっかけは俺が来る一か月ほど前。彼女たちが学園を抜け出す1週間前に遡る。




「きいちゃ。どうしたの?」
「あっしゅん。どうしよう…」
悲しげな表情をする北野に飛鳥は只事ではないとすぐに感じた。

「実はこれ…」
北野が見せたのは一枚の写真だった。
そこに写っているのはここに来る前の北野の学生服姿だった。
そしてどこかの雑貨店からアクセサリーを鞄に入れている姿だ。

「何これ?どうしたの…」
「実はあいつらがさっきやってきて…」

泣きながら北野の姿を見て飛鳥は確信した。



あいつらがきたと。
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