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警察署に入るといかにも公共施設って感じの匂いがする。
どうもこの匂いは苦手だ。
まるで悪さをして捕まったみたいな感覚になる。

一方で彼女たちの方は落ち着いている。
無理もないか。
みんな乃木坂学園に来る前にこういった場所を通ってきたはずだから。


古びたエレベーターを降りて通路を右に曲がったつきあたりにあるのが生活安全課。
俺たちは制服を着た女性に案内されて会議室のようなところに案内された。

若干のヒビが入った壁には薬物犯罪撲滅の啓発ポスターが貼られている。
そして窓には壊れかけたブラインドにエアコンの風が当たってガサガサいっている。
これが俺にとってとても不快な音だ。

しかし今は飛鳥を救うことを考えねば。



「おい入れや」
相変わらず不機嫌そうな顔をしている村上。
そして桜井刑事に連れられて入ってきた飛鳥の顔は何とも憔悴しきっている様子だ。
若いくせに無理をしやがって。

まあいい。
もうすぐ楽にしてやるよ。
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