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「じゃあ夕食の時にみんなに紹介するんでそれまでは荷物の整理でもしててください。あっこちらが先生の部屋です」


職員が寝泊まりする部屋は同じ建物の1階にある。
基本は近辺に住んでいるそうだが、ここは賃貸アパートも借家もないので生活する場はここしかないという。
幸い誰も使用していないとのことなので寮で生活するのと変わりはない。


最後の荷物を車から降ろして部屋に運ぼうと歩いていた時だった。

どこからかピアノの音が聞こえる。
誰かが弾いているのだろう。
俺は気にせず自分の部屋へ向かっていた。

すると俺の目にどこかで見覚えのある顔が飛び込んできた。

あれ?あの子どこかで…。
一体どこで見たんだっけ。まだ最近のことだぞ。

そうか。
ここに来る前に土手で草笛を吹いていた子だ。

ここにいる子だったんだ。
俺はしばらく彼女が力強く弾くピアノの音色を聴き入っていた。

ピアノだったりクラシックみたいなのは全く疎い。
そんな音楽をまともに聴いたこともない。

そんな俺でも分かる。

彼女は天才だ。

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